芦屋を中心とした阪神間は大阪の奥座敷と言われるように受け継がれた文化は大坂を偲ばせるものが多い地域です。なかでも床の間を飾る絵画作品は大坂画壇の作品が目立って確認されることに特徴があると言えましょう。阪神間モダニズムの中心とも言われる芦屋ですが、調度としての絵画作品は油彩画よりも日本画の、しかも煎茶とともに文人画が受入れられてきた経緯が重要と考えます。
しかし、地域的な事情からこれら作品の調査が充分に実施されているとは言い難く、なおかつ大坂画壇の具体的な認識が進まない今日、残された作品の調査研究がますます重要になってきていると言えます。
これらの事情を受けて、本館では平成18年に『大坂慕情〜なにわ四条派の系譜〜』、同19年には『浪華風俗を描く〜菅楯彦の世界〜』を順次開催してきました。本年度は近世大坂を代表する木村蒹葭堂を中心とした文人画の世界を多面的に紹介します。
お笑いと金勘定の大阪と言われる昨今、静的な人生観に愉しんだ古き良き大坂文化の一側面をご覧いただければと存じます。具体的には、関西大学コレクションを中心に大坂画壇が生活の中でどのように享受されたかを作品の取り扱いや表具の知識、料亭での画会の体験(食事会)等を交えつつ、明治末年から戦前にかけての大阪(芦屋)文化を再確認できる機会となれば幸いです。
展示期間 2009(平成21)年1月10日(土)〜2月22日(日)
10:00〜17:00(入館は16:30まで)
毎週月曜日休館(祝日の場合は翌火曜日)
よって、1月12日(月)は開館、13日(火)が代休
展示場所 芦屋市立美術博物館(第1展示室・第2展示室)予定
出品作品 約50点
印刷物 ポスターB2・チラシA4・カラーパンフレットA5版予定
観覧料 一般500(400)円、大高生300(240)円
中学生以下無料 *( )内は20名以上の団体料金
同時開催 昭和の面影3−生活の道具−
次回開催 第26回芦屋市造形教育展(2月28日〜3月8日)
◎シンポジウム「大坂画壇展望」
開催日 1月10日(土)午後1時30分〜3時00分
会 場 講義室から展覧会場
パネリスト 中谷伸生(関西大学教授)
橋爪節也(大阪大学総合学術博物館教授)
司 会 明尾圭造(本館学芸課長)
定 員 先着順80名(要観覧券)
◎ 料亭体験「花外楼体験ツアー」 参加者募集中!
開催日 1月17日(土)午前11時30分〜午後3時30分
会 場 花外楼(大阪市中央区北浜1ー1ー14)
講 演 「大坂画壇の雰囲気について」明尾圭造(本館学芸課長)
定 員 50名(応募多数の場合は抽選)
会 費 18,000円(税込み)
応 募 往復ハガキに住所氏名年齢電話番号を明記の上、下記まで。
※12月20日(土)必着
〒659-0052 芦屋市伊勢町12-25
芦屋市立美術博物館「花外楼体験ツアー」係
◎展示解説 本館学芸員による列品解説(要観覧券)
1月24日(土)「文人画の評価」
2月 7日(土)「掛軸の取扱と表具について」
2月14日(土)「展示作品をもとに」
いずれも、午後2時から列品解説含む(1時間以内)
※会期中、一部展示替えがあります。
助 成 美術館連絡協議会「美術館活動」助成事業
主 催 芦屋市立美術博物館
展示協力 一茶菴、関西大学図書館
事業協力 関西大学校友会芦屋支部
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